★ ☆ 2019年度 活動報告 ☆ ★
2019年1月「散策」:浜離宮恩賜庭園・NHK放送博物館・大本山増上寺
「主なコース」: JR新橋駅 〜 浜離宮恩賜庭園 (庭園散策) 〜 (各自 昼食)〜 愛宕神社(参拝)〜 NHK放送博物館(見
学)~ 浄土宗大本山 増上寺 ( 各自 本堂・安国殿など参拝 ) 〜 JR浜松町駅 ( 解散 :15時45分頃)
平成31年最初の「散策」を 1月22日(火)に 17 名の方の参加を得て実施しました。大寒入りをしていますが、快晴に恵まれて、散策していると気持ちの良い感じの1日でした。
最初は浜離宮恩賜庭園の散策です。この時期は閑散としていて、海外からの訪問者と我々が独り占めした感じでした。この庭園は潮入の池と二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園でした
昭和20年(1945年)11月3日、東京都に下賜され、整備のうえ昭和21年(1946年)4月有料公開されるに至りました。なお、国の文化財保護法に
基づき、昭和23年(1948年)12月には国の名勝及び史跡に、同27年(1952年)11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。園内のお花畑には「ナノハナ」、梅林には早咲きの「八重寒紅」が美しく咲いていました。「三百年の松」も大枝が低く張り出し、堂々たる姿を誇っていました。庚申堂鴨場の鴨場池には、引堀、小覗の仕掛けが残っています。潮入の池、中島のお茶屋やお手伝い橋の風景は往時を偲ばせる景色が見られました。
昼食は庭園と新橋駅の間にある電通本社ビルの中にあるカレッタ汐留の地下食堂で鹿児島の黒豚を食材とする料理を頂きました。名物らしく多数の人が並んで待っていました。同ビルの46階の展望室からは、眼下に浜離宮恩賜庭園が、周りには豊洲市場や豊洲地区の高層建築物が林立している景観に驚きました。
それから少々の散策の後に愛宕神社に参拝。愛宕神社は、標高26メートルの愛宕山の山頂にあります。これは23区内で自然の地形としては一番高い山です。同じく愛宕山にNHK放送博物館があります。博物館は、1956年に、世界最初の放送専門のミュージアムとして、開館しました。日本の放送が始まってから90余年、放送は、ラジオからテレビへ、さらに衛星放送、ハイビジョン、デジタル放送へと大きく進歩・発展してきました。放送博物館では、こうした放送の歴史に関するさまざまな実物展示をはじめ、だれもが自由に利用できる「番組公開ライブラリー」や「図書・史料ライブラリー」なども公開しています。昨年12月に本放送を開始したBS4K8Kスーパーハイビジョンの魅力を体感できるシアターがあり鑑賞しましたが、個人的には、正直言って急いで8K用のチューナーを買う必要は無いと思いました。放送体験スタジオでニュース、気象予報やバーチャル映像を体験出来ました。テーマ展示ゾーンでは、歴代の「大河ドラマ」、東京オリンピックの感動シーンなど過去を振り返ることが出来ました。
最後に訪れたのは増上寺です。この寺は、浄土宗の七大本山の一つです。酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって、江戸貝塚(現在の千代田区平河町付近)の地に、浄土宗正統根本念仏道場として創建されました。その後、1470(文明2)年には勅願所に任ぜられるなど、増上寺は、関東における浄土宗教学の殿堂として宗門の発展に寄与してきました。火災焼失など苦難の明治期と戦災を乗り越えた増上寺は、昭和49(1974)年に悲願の大殿再建を果たします。それ以後も、次々と諸堂宇を完成させています。長い年月をかけて、境内諸堂宇が整い、復興が成った今こそ、増上寺は、法然上人の教えを弘め、念仏の根本道場として僧侶の育成に努め、お念仏を唱え、浄土往生を願い、平和を求める。これからの増上寺の役割でしょう。最後に、大きな朱塗の「三解脱門」を後にして、JR浜松町駅に着き、約30分予定より早く解散となりました。私の万歩計は約15,000歩を示しています。本当に皆様お疲れ様でした。 (記・写真:加藤)